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2021年に考える空間シェアビジネスにおける「ブロックチェーン」とは何か

こんにちは、ブロックチェーンロック岡本です。

2月5日って事で早くも1月終わったってことですね。皆様も十二分の一がすぎたのかと思われてると思うんですけども、我々はのテクノロジースタートアップやってる身としては、当然一年の目標とかあるわけで12分の1があっという間に過ぎたって事はもうちょっとプレッシャーを早くも感じています。こんな感じで多分2月もあっという間に終わるのかなと思っています。そんな今日この頃、今回は何の話しようかなと思ったんですけども我々の会社の名前がブロックチェーンロックって事で、なぜ「ブロックチェーン」なのかってことをいつあんまり話してなくて、お客様にはほとんどロックのKEYVOXってブランドでサービス紹介をしています。もちろんコンシューマーブランドを意識して意図的にやっているのですが、ユーザーはこの鍵をつけて、何か宿泊ビジネスとかレンタルビジネスやりたいってことが多いので、ブロックチェーンの話はせずにスマートロックサービスとしてご案内しています。


今回はこういった機会ですので何故ブロックチェーンなのかという部分を共有できればと思ってます。

最初に私の個人的な経歴なのですが、楽天に14年半ぐらい勤務しまして、そのうち5年間を楽天ブラジルのCEO をやって、帰国してから2年間ぐらい楽天ブロックチェーンラボの所長をやってたっていうことで、丁度ビットコインブームとかその辺りに重なって非常にブロックチェーンが盛り上がってた時期です。今となってはほとんどの人に忘れられて、そういえばブロックチェーンってあったねみたいな感じなってたと思うんですけども、今話題になってるClubhouseみたいなもんですね。FOMO(Fear of missing out、ついていかないと損する)みたいな心理状態で、みんなビットコインや仮想通貨の売買に走ったです。今はもう一部のマニアしか知らないことになってるんですが、そんな中、相場自体は順調に伸びていき、当時のビットコインバブル200万エンが一気に80万エンぐらいになって皆逃げて行ったんですけども、その時持ってれば今400万円になってたってことで、相場は特に私自身は興味ないですけども、ブロックチェーンを信じているコアなユーザーたちはずっとその技術開発行ってきたそういうことで、ネットワークそのものの価値上がってきたんじゃないかなという風に思ってます。

でもそれから何年か経って、実際に日本でもブロックチェーンを真剣にやってる会社って少ないんじゃないかと思います。我々も日常はKEYVOXサービスで結構忙しいわけですが、そのような中で、ブロックチェーンの将来的にどういう風に融合していくのかと考えながら仕事をしています。今回はブロックチェーン何かっていうところから、説明をして実際はどういう風に使われているか、実際にブロックチェーンを感じる場所としての我々のアプリがありますので、それを実際に設定してみて、どういう風に使うのかなというころを、遊んでもらえればと思います。


ブロックチェーン
価値の移転

先ずは、私が考えこのビットコインブロックチェーンの発明っていうのは、いつも言うんですけども、みんなが自分のことしか考えてない世の中、世界で安全に価値の移転を実現したということに非常に価値があるんではないかと思ってます。例えばビットコインのマイニングを考えて頂ければ分かるのですが、みんな自分が儲けたいんですね。儲けたいだけでやっていてでもこのAさんがBさんにこの1ビットコインを送ったという事実は何故か担保されてわけですね。これはすごいことだと思っており、この仕組みが普及していけば色々な世の中の無駄がなくなっていくのではないかというふうに考えています。

実際そのブロックチェーンの特徴は四つ挙げるとしたら、


  1. 分散型データベースであるということ

  2. 暗号化技術のにセキュリティが担保されていること

  3. 時の経過とともに改善が不可能に近くなる

  4. 共同して不確実性を解決する仕組み


Aさんから 本当に1ビットから送ったのかということで、 AさんはBさんに送ったその瞬間に Cさんに送っていたかもしれないですし、Cさんに送った方が本物のビットコインかもしれないとか、そういった不確実性を実はこの仕組みで全体で解決して、実際にAさんから Bさんに1ビットコインしか送られてないということが完全に保証されているということになります。



これも私の好きな絵の一つなのですけどもまビットコインのユースケースっていうのは非常にシンプルです。現実世界と仮想世界を分けると、ビットコインとは仮想世界の資産的価値です。1ビットコインは400万円になっていますが、400万円がAさんからBさんに移転することを保証しています。今までインターネットが情報の移転を保証していましたが、同じような形でブロックチェーンが価値の移転を実現したというところに、非常に大きなインパクトあったのではないかと思います。

これを実現するのが、上記に泥棒マークみたいのがありますが、このウォレットを持っている人が一番強いという仕組みです。暗号化の技術で秘密鍵持って人が資産を移動する権利があり、所有してることを証明できるといった仕組みです。現実世界との接点は、その1ビットコインを400万円に換金してくれる仮想通貨交換業者です。犯罪とかに使われたら元も子もないので、仮想通貨交換業者はそういった経緯から政府の非常に厳しい規制の傘下に収められました。



ブロックチェーンロックをつくった時に考えてたのは、仮想世界で実現された価値の移転を、現実世界で実現するというのはどういうことかということです。考えれば考えるほど難しいことでした。

例えば不動産登記なんかブロックチェーンでいいんじゃないかって話はよくあるのですが、不動産登記ひとつとっても結局政府が保証してるわけです。政府があの紙に書いた事実が正しいですと保証をして、最後裁判になったら正当な所有者が救済されるわけです。この仕組みをテクノロジーだけ、AさんがBさんには技術上の所有権を移転したとしても、自分のものだと思って現地に行って部屋開けたら、泥棒が寝てましたと。そういった時にでは実際誰のものだってことです。日本の民法上は所有者ではなくそこに住んでる人が強いわけです。そういった現実社会の矛盾を解決していてその上でようやくこのテクノロジーの活躍する場が見つかるわけです。

我のこの鍵のサービス一つ考えてみても、一晩いくらとか一部屋1時間いくらとか、そういった設定はできるしそれを分散化して管理しようと思えばもちろんできわけですが、鍵を開けた時に違う人がはいたという時に何の解決策にもならないわけです。そこが実は一番難しいところで、今部屋の一例を挙げましたけども、実は金(ゴールド)も一緒です。日本の法律上は金を占有してる人が一番強いことになっています。金1キロをAさんに渡しましたっていう保証はある国では有効であったとしても、日本の法律上はその金を盗んだ人が一番強い。このようにブロックチェーンの利点は、色々な国の規制や、現実世界の複雑な仕組みですとかなそこを保証する仕組みといったものが揃っていないと、絵に描いた餅ということになります。

サービス自体を IoT クラウドを使って、何故いままで中央集権型サーバを使った仕組みで動いたものを分散化する必要があるのか、将来分散化できるかどうかというのはまた新しいチャレンジだ思います。

誰もいないところでをこうしたテクノロジーが自然に、共同して不確実性を解決仕組みとして動くようなとなればきっと面白い、効率化された世界になると思います。



最後に、シェアリングエコノミーは何か問われると、それは一時的な所有権(もしくは利用権)の移転だというふうに考えられています。AさんからB1さんに部屋を一晩貸した時に、一旦所有権が移転して、 B1さんが帰った後に、所有権は一旦Aさんに戻ってきて、次にB2さんに移転する、これがブロックチェーン上の価値の移転に一番近いユースケースと思います。一方で先程の説明の通り、ブロックチェーン上はそういうことなのですが、実際に部屋に入ったところ、違う人寝てたっていうケースはよくあるわけです。そこをどうやって技術的な解決をするのかあるいは、物理的なオペレーションで解決をするのかということを含めて、解決していかないとなこのブロックチェーンの仕組みで世の中ではなかなか回ることが難しいわけです。それが回り出すと今までみたいに高い手数料が必要なくなる可能性があり、完全にPSP(個人対個人) で部屋の貸し借りがされるようになっていくのではないかと思います。


以上、ブロックチェーンの概要を少し説明したところで、我々もサービスブロックチェーンを利用したサービスを提供していて、実は結構面白いし私個人的に好きなのでご紹介させて頂きます。

My KEYVOXというアプリですが、部屋の QRを スキャンして頂くと、いろいろな施設の貸し借りができるというものです。先週ご紹介したMachideskさんもこちらにあって、予約を簡単に取ることができます。


この一番上に BCL ポイントというものがあるんですが、実はこれブロックチェーン上で発行してるポイントなのです。日本の法律上は「おまけ」です。期間限定楽天スーパーポイントポイントみたいなものです。ああいったものを簡単に発行できて、ブロックチェーン上で支払うたり受け取ったり簡単にやり取りできます。

あるホストがこのポイントを受け取ってもいいよっていう場合、鍵を開ける際に、予約した時にポイント払いでした時の署名を確認して、鍵を開けることができるといった仕組みになってます。

例えば、OEMパートナーの九州アイランドワークさんのアプリを見ていただくと、九州アイランドポイントが利用できるようになっています。これは九州アイランドワークさんがご自身で発行して勝手にばらまける、クーポンみたいなものです。1時間1000円の部屋を使える権利があるとしたら、仮に換金できないとしてももしかして500円で欲しい人はいるかもしれないし、そういった時にこの仕組みで「じゃあ1時間分あげるよ」みたいな形でやり取りするといった仕組みが広がっていくと、ただのおまけであってもいろんな面白い将来性があるのではないかと思ってます。

今は良くわからなくてもいいのですが、まずはこのような形でブロックチェーン的な使い方もできると、将来面白いかもと思ってブロックチェーンロックと一緒にやろうよというふうになればいいなと思っています。


では、次に実際にウオレット作ってみます。My KEYVOXやKEYVOX Goの中で新規にウォレットを作れます。これ何かっていうと、ウォレット=財布なのですが、ウォレットの中にブロックチェーン上の資産の秘密鍵があるわけです。この秘密鍵を持っていれば、そのウォレットの資産の所有権を持っていると同義になります。まずは一番大事な秘密鍵をここ作ります。

例えばスマホを失くしたとかいう理由で、秘密鍵失くしてしまうと、ポイントも失くします。例えば楽天スーパーポイントはスマホを無くしても、クラウドサーバー上にスーパーポイントの記録はあるので、もう1回ログインすればポイントは使える用になります。

一方、ブロックチェーンとはそういうものではなく、自分が持っている秘密鍵無くしてしまえば終わりで、より現金に近い感じと思ってもらえばいいと思います。この現金を無くした時でもバックアップして復元できるようにする仕組みが、ニーモニックという12個のキーワードです。この12個のキーワードを覚えておけば秘密鍵を復元できます。一方でこの12個のキーワードがあれば誰でも復元出来る上に所有権を持つことになるので、誰も見られない場所に保存しておく必要があります。


こうやってできたポイントをオーナーさんが受け入れれば、ゲストはこのポイントで支払いができるようになります。とはいえ、このポイントはあくまでも「おまけ」なので、換金できません。ですので、ホストからしたら受け取ったら損をするだけなです。とはいえ、施設の方がプロモーション的に使っていただいて、いろいろな人にこのポイントばらまいて使って頂くのは非常に価値のある試みじゃないかなと思っていまうs.

ポイントにだんだん価値がでていうく仕組みを、ネットワークエフェクトと言いますが、通常ネットワークエフェクトを動か国は、施設が揃ってないといけないし、ユーザーの数も多くないとなかなか盛り上がらない。従って、ネットワークエフェクトを効かせるために、どっちが先かというと、通常施設を先に揃える必要があり、そのために営業で頑張って、いろんな施設が使えますという状態にします。その上でユーザーを呼んできてユーザーに使ってもらって、ようやくマーケットプレイスが盛り上がります。

それを自分だけでやろうといおうのは、やはり非常に難しいので、こういったツールで先ずはポイントを上げて、自由にやり取りしてもらい、ポイント持っているひとに施設を使ってもらうように仕向けられるというのは、ブロックチェーン的なポイントのいいところかと思います。こういった試みが面白いなって思った方は是非ご連絡いただければと思います。


ということで、本日はブロックチェーンとは何かという座学と、実際にブロックチェーン上で発行された、おまけの BCL ポイントのウォレットを作ってみて、実際にAさんからBさんに送ってみました。このような形で、BCLポイントで遊んでみたいなと思う方は、是非ご連絡いただければ1000ポイントくらいお送りしますので、遊んでいただければと思います。友達とやり取りするだけでも割と面白いと思いますし、実際に施設をお持ちのオーナーさんで、ポイントを配ってみると皆さん喜んで友達に知らせてくれるかもしれません。

このように使い方をいろいろと試してみて、新しいユースixケースを開拓頂ければ幸いです。


本日は以上になりますまた次回動画でお会いしましょう。

BCLポイントが欲しい方はDMください。

Twitter: @bcl_ken





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